向海・航路

台南は海に面しています。成功大学の黄恩宇氏によるゼーランディア城VRプロジェクトのオランダ語通訳のキャラクターがオランダのゼーランディア市街、安平集落をVRで紹介します。本展示スペースでは、台南の400年にわたる世界の貿易史への参加、オランダ東インド会社(VOC)による建城の歴史から始まり、台南、海、内海、河流が共に築いてきた河港都市の歴史を展示しています。インドネシアのアート・コレクティブ Taring Padi が流域水資源のワークショップで共同で巨大な版画を制作し、農民、労働者、生活用水の張力の中にある万物の声を表現。角八惠、王誌成の動力機械の彫刻船とともに潮風と波の音を響かせ、張致中が研究したオランダ東インド会社による台湾統治の歴史と呼応して、東アジアの海域への移住、そして去っていった物語を伝えます。また、本展示スペースは床の川に沿って会場外の廊下の壁まで広がっています。B・Cの展示エリア廊下の三角形のスペースでは、台南の沿岸で海洋ごみを拾うアーティスト・晁瑞光による河口沿いの汚染と再生の物語を映像と海洋ごみのインスタレーションと組み合わせ、海洋ごみで形成された土の層と併せて、海や川における環境問題をさまざまな視点から表現しています。

流域にもたらす生命と希望

嵐の前日

港からの潮の声

台南の原点・400年の継続-17世紀オランダ統治下フォルモサのゼーランディア城と市街